3人は各々のセラピーの場面で全く異なったオリジナリティあふれるアプローチをしましたが、まるで「魔法」のような驚くべき成果を出します。3人は表面上はまったく違う方法で行っていました。しかし、ＮＬＰはこの3人を分析。
天才的な成果を出す人の『バーバル（言葉）』と『ノンバーバル（非言語）』の使い方、『無意識の活用の仕方』を発見し、誰でもが活用できるように体系化していきました。
人間が天才性を発揮するプロセスに必要な、Neuro（神経）Linguistic（言語学）Programming（プロミング）の頭文字をとってNLPと名付けられました。
誕生したのは、リチャード･バンドラーらが、1975年に、書きおろした「魔法の構造、第1巻」を出版したのが始まり。やがて、NLPは『最強のコミュニケーション・スキル』と呼ばれるようになります。『脳の取扱い説明書』と呼ばれることもあります。そして、ここで分かるように『認知的』な左脳的・分析的部分と、『非認知的』な無意識的部分の両方を理解してこそNLPです。理屈で解説できるトレーナーは、世界に数多くいますが『非認知的』な無意識的部な部分から最もうまく体現できるのは、現在でもバンドラー博士の右に出るものがなく、彼が天才と言われる所以のひとつなのです。
「魔術の構造 第1巻」
リチャード・バンドラー著
本来は心理療法の世界で劇的な結果を生んだことから急速に広まります。
その後、さらに発展し、多方面に発展。現在、世界のトップコーチや催眠療法家は、NLPを基板に独自のノウハウとして展開しています。日本でも金メダリストを育成したと言われるメンタルコーチも、彼らから学ぶなど、スポーツ、さらには、様々なビジネスシーンで活かされているのです。
欧米ではカウンセラーやセラピストはもちろん、経営者やセールスパーソン、コンサルタント、弁護士、医師、教育関係者にいたるまで、幅広く多くの方が学んでいます。
ちなみに、バンドラー博士の米国NLP協会会長のジョン・ラバーユ教授、彼は元々ビジネスマンでした。1980年代からNLPでビジネスで結果を出すことに取組みます。その後、「説得」をテーマとした、ビジネスに効果的に役立つセミナーなどを開催。ビジネスにNLPを活用することで、フォーチュン100企業から高く評価されています。
また、アメリカではクリントン元大統領は、ＮＬＰを学んだことは有名です。彼は演説などに活用することで、聴衆を魅了し、高い支持を得ていました。
近年、クリントン元大統領はアジアの北の某国に来訪し交渉を見事成功させるなど、その手腕は未だ健在であることを知らしめる結果となりました。
現在、世界No.1コーチとして知られるＮＬＰを学んだ米国のメンタル・トレーナーは当時結果が出せず低迷していたテニスプレーヤーのアンドレ・アガシ選手をサポートすることで、世界ランク１位に上りつめたというのは非常に有名な話。
他にも、マザーテレサ、ネルソン・マンデラなどの世界的リーダー、数々の世界的大企業、公的機関、ＶＩＰに対して、コンサルティングを行っていました。NLPトレーナーは、紛争地域だったボスニアの被災者対象ワークショップに派遣され、トラウマ軽減に成果をあげたことで知られています。
